どうもこんにちわ、t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めて4年目、東京湾と相模湾をホームにしつつ、年に何回かは遠征に出かける、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしています。偉そうに語る時も多々ありますが、まだまだ駆け出しで、だいぶへたくそだったりしますので、話半分で聞いてくださいね。
今回はシイラのキャスティングゲームです。シイラ初挑戦らしいバサーたちとの釣行。バサーはシイラを攻略出来たのでしょうか。
ではどうぞよろしくお願いします。
また、昨今の世相を鑑み、釣行にあたっては以下の点に注意して臨んでおります。
・釣行の前後1週間は不要不急の外出を避け、必要不可欠な場合以外は対面での会話を避ける
・移動の際、極力、車の同乗は避ける。止むを得ず同乗する場合は、マスク着用の上、小まめな換気を実施する
・釣行の道中、飲食店での休憩は原則禁止。コンビニでの買い物の際もマスク着用、手の消毒は必須
・釣行中、同船者とは極力距離を置き、会話は控える。小まめな手の消毒を行う
自粛すべき点は自粛し、適切な行動を心がけております。
決して移動を推奨するものではなく、特定の時期の釣れ方について、後日参考となる記録を残すことを第一目的とした釣行であることをご理解いただけますと幸いです。
はじめに
今回、誘ってくれたのは月に1回くらいは一緒に釣りをする友人。まぁ、親友といってもいいレベル感ですね、月一で会ってると。
仮に「M」氏としておきましょうか。
そのMは、基本、バサーなのです。気がつくと相模湖や房総のリザーバーを釣り散らかしております。
オフショアも誘われればやる、くらいなのですが、珍しく自分企画で船を仕立てたところ、欠員が出たので頼む、と。よっしゃ、任しとけ!!
そんなきっかけでGOでした。
バサーとシイラの相性
今回、乗組員はぼくふくめ釣り人は5名、船長1名の総勢6名。ぼくと船長以外は全員バサーのようです。ほぅ。。
まぁ、ぼくもバサーっちゃあバサーではある気もします。ぼく自身、長いことバスはやっておりますし、多少はバサーの状況もわかっている気がしています。
そんなバイアスをかけるとバサーとシイラは相性が悪い部分がありそうだな、と思うわけです。
それは何か?それはルアーの飛距離です。
だいたいこんな感じじゃないですかね、シイラって。ぶいやゴミ・流れ藻などの向こう側に打ち込み、長距離ルアーを引いてアピールしたい。
できれば50-60mは飛ばしたいものです。
まぁ、この距離はフネをどこまで寄せるかでなんぼでも変わるので、そんなに重視しなくてもいいかもですが、飛距離はあるに越したことはない。
一方、バサーの特徴としては、〜10mくらいの近距離で「え?そこに?」といった難しい場所にルアーを入れる超絶技巧に長けた方々が多いです。入れる力、挿入力はルアーフィッシングのジャンルの中では突出しているのではないでしょうか。
こうした場所の穴撃ちは本当に上手い人が多い。スキッピング等、伝統技法を使って撃ち込むわけですね。
テイクバック少なめ、サークルキャスト、フリップキャスト等を使って連射していく釣りです。軽量級のボクサーのジャブみたいな感じ。
そもそもバスってストラクチャーにつく魚ですから、琵琶湖の沖合のウィードみたいな例外を除けば、沖に向かって投げる必要は少ないわけですね。なのでストレートみたいな強いパンチ≒遠投は撃つ必要はなし。
ですが、今回のオフショアキャスティングって一投一投が全力でハードパンチを撃ち込む感じです。
ミドル級以上のボクサーの渾身のストレート、って感じです。バサーが苦手なパンチではないでしょうか。
苦手、というと違うかもしれません、苦手というよりも階級の違いとか競技の違い、というべきか。
さてどうなるか。シイラとバサーは、磯のダイバーと釣り人くらい相性の悪さを露呈してしまうのか、乞うご期待ですね。
準備編
とはいえ全員で釣りたいものです。
乗合船なら仕方ない気もしますが、友人の友人なんて友人なのだから、グルーブ感出していきたいですよね。
そうなると保険というか、飛距離が足りない(かもしれない)バサーのために、シイラの反応がイマイチな場合に備えて支援できる何かがあったほうがいいんじゃないか?と親心的に思ってしまいます。
どういうことか、というと、人柱的に遠投し続けてシイラを寄せる役割を誰かが担ったほうが全員ハッピーになれるんではないか?仮説ですね。
ではその仮説が信憑性があるとして、誰が人柱になるか?まぁ、Mかぼくですね。ていうかぼくですね。そんなわけでタックルは以下です。
・人柱タックル:リップルウルティモ83ML(GTタックル)+ステラSW6000→少なくとも80mは飛ばす
・メインタックル:ポルタメント73S+ステラ4000→これで釣る
・保険タックル:ソルティガSJAGS3+カルコン201DC(ジギング)→おまもり
キャスティング船にジギングタックルを持ち込む乗って倫理的な問題が発生してしまいますが、一つお目こぼし下さい、と願いつつGOです。
ルアーはたぶん、ジャクソンのサゴシチューンしか使いません。
これですね。
人柱用に大きめのポッパー、スカジットデザインズのパンプキンとか、幾つか持っていく感じで。とても軽装です。
実釣編
4時集合でGOです。いやに早いね。
初めてのフネでしたが広さもまぁまぁで、5人同時キャストも可能。
30分も走ったのでしょうか、ちょっと船足が遅い気もしたのでジョグくらいのスピード感ですが、なんらかのストラクチャーを発見です。変わった形のブイに見えました。
まず一投目ということで全体の様子見のために、メインタックルで始めます。人柱はちょっと待ってね。
ほぼ着水ヒットからのキャッチです。魚体が奇形っぽく見えるのは写真写りの問題でしょうね。お疲れ様です。
この時点では僕自身、気づいていなかったことがあります。がこの画像をみた友人は気づいたようです。それは何か?後ろの浮遊物です。
割とグロいので拡大はしませんが、カメの屍体でした。
カメの屍体撮影に夢中になっている筆者。M撮影です。地味にこのシイラまぁまぁでかいね。
すぐさまMにもヒットです。他のバサーズに先駆けてキャッチ。
バサーの、バサーによる、バサーのためのバス持ちです。いいですね、すばらしいですね。浅葱色の船体と、ラベンダーと桃色が織りなす朝日のグラデーションとバス持ちはとても相性がいい気がします。次は真鯛とかクエとか太刀魚をバス持ちでお願いします。
早々に2名がキャッチ。原因は慣れ、だと思います。特にシイラなんかになると結局は慣れの問題な気がします。
シイラの慣れ、とは「ルアーを引いてりゃどうせバイトするんだからあんまり考えずに投げる回数を増やす」だと思います。アクションとか気にしたら負けです。居るはずなのに釣れない状況になって初めてアクションとかルアーを気にすべきだと思います。すげー偏見ですが。
と、思ってたらすぐ釣れなくなったのでポッパーにします。すると再びヒット。が、しかし、サイズがでか過ぎるのか乗りません。
これを見たバサーズの皆さんもポッパーにチェンジ。再び偏見ですが、シイラは一旦スイッチが入るとどうせバイトする気がします。結局のところは、キャストの回数を増やしスイッチを入れ続ける、なのでしょうね。なのでまたメインタックルに戻して、船長の仲間との会話を聞きながらキャストアンドリトリープ。
「シイラねー、そんなにばかばか釣れてるわけじゃないよー、あ、釣れた」
と、船長の会話に意識が集中し、「え?釣れたの?」と思ったら自分の竿が曲がりましてキャッチ。目感度の方が手感度より優秀なのでしょうね。
ペンペンの中のペンペンですね。
バサーのみなさんはポッパーとかテクニカルな操作が要求されるルアーはやっぱり扱いが上手でらして、ここでみなさんキャッチされていた気がします。そして一通りやると再び沈黙が訪れました。なので移動です。
ぽこぽこ移動していると問題発生です。どんな問題かと言うと飽きたのです、シイラに。自分の中の何かが消えてしまった、とまでは行きませんが、明らかに情熱の炎は下火傾向です。「早上がりでもいいよ、ていうか早上がりする?」と言ってしまいそうになるくらいに弱火です。次のポイントについても火力は強くなりません。
目標を見失った時に感じる、どうしよっかな感を抱えたまま、バサーたちのキャストを尻目に水面をじっと眺めます。小魚がちょろちょろ泳いでますね。
ですので、コイツの出番です。
始めました。10mほど落とし、水面まで引き上げてきます。見学しにはくるのですが食いきりません。が、ちょっと工夫して動かしたらヒット。
ベイビーつむぶり。かぶらを食ってました。
ナンヨウカイワリベイベー。ジグを食いました。一人ダブルです。最初、カスミアジかと思いましたがカイワリですね。なんにしろ相模湾内で釣れるとは驚きで結構アガります。
小魚により情熱の炎に燃料が再投入されたので、再びキャストを開始します。
そしてすぐに鎮火。ナイスファイト!!でございました。今回なのですが、あまりシイラっぽくないバイトやファイトが多数でした。やる気というか元気がなかったように思えます。
その後はまぁまぁキャストもするものの、やはり燃え上がりません。ということで再び水面を見つめ、再び小魚と戯れます。
ヒレナガカンパチ、でしょうか。普通のカンパチにも見えますが、どっちなのでしょう。。まぁどっちかです!!
こちら、80gのジグだと食わせきれなかったため45gにチェンジし、バサー真っ青、文字通り震え上がる鬼シェイクでキャッチ。
ベイビーなのに噛む力すごいですね。傷入ってました。
この頃になると、我が情熱は最早「熾火」のレベル感。対症療法的に着火剤を入れる≒小魚を釣る、程度では火力は回復しません。
この場合、続けるのであれば、焚き火では主燃料であった薪を焼べねばなりませんが、釣りの場合はどうしたらいいのでしょう。何をどう考えても主燃料不足です。
その上、心理的な雨というか、さらにハートの火を弱めるかの如くライントラブルが続出。メインタックルは120mばかり巻いてあったかと思いますが、20mくらいロストするキンクが数度発生し、使用を躊躇われるレベルに落ち込みます。
しかも高切れというおまけ付き。
さよなら、いままでありがとう。念のために撮影しておきましたが、遺影になるとは思いもよりませんでした、わたし。
人柱の方も50m付近で修復不可能に思えるキンクが発生しやる気が削がれます。以前、バックラッシュについて威丈高に語っていたのにこの有様。。。泣けてきます。
最後の最後で人柱の役目を果たすべく遠投してましたところ、今回最小のペンペンをキャッチ。
ルアーはオズマshw95グローしらすです。みなさん、特にシイラのみなさん、お疲れ様でした。
会計を終えると、船長が「さざえいる?」と。一人4個、さざえをお土産にくださいました。
わざわざ別な船を出して採りに行ってくれるという丁寧さ。こういうちょっとした心配りは嬉しいものですね。ありがとうございました。
まとめ・今回気づいたこと
・燃え尽きないためには何かがまだ足りない気がします。それは多分技術、それも圧倒的な技術な気がします。
今回、ラインには問題があったとはいうもののキャスティングは及第点だった気がしますが、他がちょっと。。。
・食う場所を読み、食うルアーを読み、アクションさせるという技術が上がれば飽きることなく釣れてた気もします。課題ですね。頑張ろう。
・恒例の長井水産直売センター
参照:https://www.nagaisuisan.co.jp/
300円でした。安い。生牡蠣なんかも安かったですよ。お近くに行かれた際は寄ってみてください。それではまた。
t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。
オフショアを始めてみたい方のために、初心者が気になるところをお伝えしていこうと思います。