福井県を中心に活動をしています山内山と申します。
主にオフショアでのルアーフィッシングをメインに行っており、現在マイボートの船長として日々修行中です。
冬の日本海。この時期になると、時化のためなかなか船が出せません。そのため、この時期、安全時は出ますが、それ以外は家でコツコツ釣具の整理やメンテナンス、さらに外で仲間とワイワイと船の修理やメンテナンスをして遊ぶのが休日の楽しみとなります。
今回はオフショアでのタックル以外に準備するもの、あると便利なものを書いていきたいと思います。
クーラーボックス
用途
クーラーボックスは釣れた魚を冷やして保存するだけでなく、夏場に飲食物を冷やすという、大事な役割があります。
オフショアではブリやマダイといった比較的魚体の大きな魚が釣れることがあります。
そのため、クーラーボックスも横に長めの物がいいです(内寸80cm位)。
また、食べ物と魚を一緒に入れる場合は、魚と直接触れないように、容器に入れることをお勧めします。私は100均で購入した深めのトレーにいれるようにしています。
保冷力と活用方法
保冷力については高ければ高いほどいいです。夏場は一日中船の上で炎天下にさらされます。
このような状況だと、氷はすぐに溶けてしまいますし、遠征の際も少しでも氷が長持ちすれば氷代も安く済みますので保冷力が高い方がいいわけです。
私の場合は、ジギングとイカメタルのリレー便によく乗ります。リレー便に乗ると朝から深夜までの釣行となり、帰宅するのが深夜3時頃になります。
深夜にクタクタな状態で帰って、そこから魚の処理なんてとてもできません。
もし、ブリや大ダイが丸々入るスペースが冷蔵庫にあればそこに入れて朝起きてから処理をするのですが、そんな大きな冷蔵庫は家にないのが現状です。
そこで、私はなるべく保冷力の高いクーラーボックスを買うことで、家に帰ってからすぐに処理せず、増し氷して保管するようにしています。
保冷力が高い物はそれなりにお値段もしますが、冷蔵庫を1つ買ったと思えば安いものだと思います。
お勧めはシマノのスペーザホエールリミテッドです。
参照:amazon
次はダイワのトランクマスターです。
参照:amazon
私はこれを使用しています。保冷力は問題ないのですが、蓋が壊れやすく、一度修理に出しました。遊漁船の船長さんはクーラーボックスの上を踏んで歩いたりするので、踏まれたくない方にはお勧めできません。
参照:amazon
シマノパワープライヤージギングやキャスティングをされる方には、これをお勧めします。
ジギングやキャスティングで使用するスプリットリングは正直かなり強力なため、開くのに相当苦労します。
シマノのパワープライヤーはかなり優秀で、大型リングも簡単に開けられるだけでなく、錆びにくいですし、PEのカットもできるので、かなりお勧めです。
ラインブレイカー
参照:第一精工
ラインブレイカーは2通りの使い方があります。
用途その1
ひとつは、根掛かった際に何をやっても外れない時に使用します。どてら流しの釣りの時に根掛かった場合、素手でPEを切ろうとすると、PEに締め付けられ手を負傷してしまいます。グローブをしていれば手に傷が付きにくいですが、今度はPEがグローブに擦れて、手元で切れてしまいます。
オフショアでは時には水深100mオーバーの海域で行うこともあり、手元で高切れすればそれだけで釣りにならなくなることもあります(先日2タックル高切れしました...)。
そのため、環境に配慮し安全にかつなるべく損失を少なくするためにもラインブレイカーは必要なのです。
遊漁船に乗っている場合は船長さんがやってくれますが、個人で出ている場合は1つ持っておいた方がいいでしょう。
用途その2
ふたつめは、ノットの締め込みの際に使います。拘る方は締め込みの際に使用していると思いますが、私はそこまで気にしないので、ノットの締め込みの際に使用したことがほとんどありません。
形状は棒状の物や輪っか状の物をよく見かけます。私は第一精工のキッターを購入しました。なぜなら、とにかく安かったのが一番の理由です。
棒状のタイプは見た目かっこよくて惹かれましたが少々値段がお高めです。私は根掛りさえ外せればいいので、デザインにはあまりこだわらず、コストを抑えることにしました。また、2個付いてきているので船に置いておく用と、ボックスに入れて持ち運び用として分けることもできますし、ノットの締め込みにも使用することができます。
フックリムーバー(針外し)
参照:ギアラボ
ジギングで魚をランディングした後、針を外すのですが、これがまた色々と危険なんです。
大型のブリやシイラ等が釣れた場合、200g近い重さのジグを口に付けたまま船上で大暴れする訳ですから、ジグが手足に当たって負傷、あるいは誤ってフックが自分に刺さってしまったら大事故になります。
そのような場面でフックリムーバーを使用します。
柄の長いフックリムーバーを使うことにより、魚との距離が取れ安全にフックを外すことができます。
リムーバーの代わりにプライヤーを使うことがありますが、これはあくまで小さめの魚や船上で暴れない魚の時にのみ使用します。
そこまで高いものでも無いので、1本持っておくと安心かと思います。
さいごに
船上で快適な釣りを行うにあたって必要なもの、あったらいいなと思うものを書いていきました。
正直、ここでは書ききれない位、色々なアイテムがあります。また実際に使ってみて。良かったと思うものがあれば、書いていきたいと思います。
生まれも育ちも福井県。子供の頃から地元の川や海で釣りをしてきました。
最近は、オフショアでの釣りに没頭してて、ジギング、キャスティング、タイラバ、イカメタルと幅広く楽しんでいます。
昨年船舶免許も取得して、現在はプレジャーボートの船長見習い中です(笑)。